ごま豆腐(高野山)
霊場高野山の精進料理の中でも欠かせないごま豆腐は、滋味あふれる貴重な栄養源として、また延命寿命・強壮補精の効果があると言われ、ごまの香ばしさとなめらかな舌ざわりが多くの人に喜ばれてきました。炒った胡麻を十分に潰す工程による独特の粘り気は、心をこめて作る精進料理の真髄がうかがえます。
名称には豆腐とありますが、原材料に大豆は含まれておらず、胡麻と隣県の吉野葛で作られるため、もちもちとした食感が得られ、自然な香りとまろやかな味がうれしい、洗練されたヘルシーな郷土料理として人気。
参考:活かそう、伝えよう!わかやまの食材と食文化(和歌山県・和歌山県生活研究グループ連絡協議会)
材料
- 皮むきのごま(黒または白)
- 吉野葛(または片栗粉)
- わさび醤油などその他調味料
作り方の一例
- 1
- ごまをフライパンで炒り、香りを引き出します。
- 2
- すり鉢に入れ、約1時間すりつぶして練り胡麻を作ります。
- 3
- 目の細かい裏ごし器などで裏ごします。布巾であればなおよいでしょう。
- 4
- 吉野葛に水を加えて練り、最後にゴマを混ぜ合わせます。
- 5
- 十分に混ぜ合わせた後、鍋に入れて中火にかけ、しゃもじで焦げないようかき混ぜます。
- 6
- 気泡が浮き始めれば弱火にし、帯状にみえるようになるまで練って、火をとめます。
- 7
- 水を振りかけた湿らせた容器に流し込み、冷めたら冷蔵庫に入れて固めればできあがりです。