
カツオ
地域ブランド「すさみケンケン鰹」(地域団体商標)のケンケンとは、小型漁船による引き縄一本釣り漁法のことで、どちらも生け締め後の素早い丁寧な処理によるカツオの鮮度が魅力。
カツオのおとりに使う羽板が海面をケンケンするように飛ぶことから名付けられたケンケン漁は、明治時代に現在の串本町田並からハワイへの移民が考案・改良した漁法とされ、串本では「しょらさん鰹」とも呼ばれています。
概要
栄養
カツオに含まれる脂肪は少なめですが、脂肪酸の中には中性脂肪や血中コレステロールを下げる作用をはじめ脳を活性化させるDHA(ドコサヘキサエン酸)が含まれています。魚の中でもビタミンB1の含有量が多く、たたきの薬味として使われるにんにくと一緒に食べるとビタミンB1の働きをいっそう高めることができ、慢性疲労や足のだるさの回復などに効果があります。
カツオは鮮度が下がるとヒスチジンによって中毒をおこしやすくなるため、生食の場合は現地で食べるのが一番。なお湿疹のできやすい人は、多量の生食は控えるほうが良いでしょう。
カツオ節発祥の地 印南町由来
日本の郷土料理に欠かせない「カツオ節」はもともとは天日乾燥でしたが、1660年(万治三年)ごろには紀州印南の地で燻煙によるカツオの加工の方法(燻乾法)が行われていたようです。その製造方法は、秘伝中の秘伝とされていましたが、漁民 初代甚太郎が、カツオ群を追い求めて土佐足摺岬に出漁した際に時化で遭難してそのまま住み着き、播磨屋佐之助の支援を元に節製法を伝授したとか。
1674年(延宝2年)には、二代目甚太郎が燻乾かび付け法による「固乾改良土佐節」を開発。また、カツオ節の達人印南与一(土佐の与一)が、現在の千葉や静岡へ製法を伝え、その後全国に広がったとされます。
